エベレスト街道・カラパタール登頂トレッキング

（2）カトマンズ～パクディン(10月16日）

昨夜は現地時間で午前1時過ぎに寝て、今朝は5時過ぎの起床。睡眠不足のため朝食は少なめに採り、急いで空港へ。日の出を見ることができました(写真：左)。

朝一番(6：45)の国内線でトレッキングの玄関口・ルクラまで飛行。このフライトは視界不良などで遅延・キャンセルになることが日常茶飯事と聞いていたが、運よく少しの遅れで離陸。20人乗り位の小型機で、機内はすし詰め状態。

運よく機長席に近い席に座れたメンバーは朝日に輝くヒマラヤの山々(エベレストも含めて)を見ることができたようです。40分足らずの飛行でルクラ空港に着陸。

なんとこの空港の滑走路は山側に上る斜面となっており、短い滑走路での離着陸を可能にしているようでした。

ルクラは街道の中では大きな村で、トレッキングに来た人たちでにぎわっています。

村のロッジで現地ガイドの頭・サーダーの「ニマさん」やトレッキングに同行するシェルパの皆さんと合流。

休憩と出発準備(ヤクと牛の交雑種・ゾッキョに荷[80kg位]を負わせるなど)をして9時15分にいよいよ「エベレスト街道トレッキング」開始。ルクラ(標高2840m)からカラパタール(標高5545m)までを9日間で歩く山旅です。

ルクラの土産物屋を見ながら、のんびりと石畳の上を進みます。

本日は下りが主で、街道傍にある仏塔(チョルテン)や経文を掘り込んだ「マニ石」(写真：左)をみながらの楽しいトレッキングです。

「マニ石」はその左側を回って歩くのが定めと聞き、以後そのように歩くようにしました。

昼食は渓谷の側にある「タダコシ村」で採りましたが、レストランの前には皇帝ダリアが見事な花を咲かせ、渓谷では地元の人が洗濯をしており、日本の昔の農村に似たのどかさを感じました。

村のはるか上には雲間から6000m超のクスムカングルが顔を出していました。あわててパチリ。間近に見た初めてのヒマラヤの高峰です。

昼食後1時間半ほどの歩行で「パクディン(2610m)に到着(14：15)。しばらくロッジの庭先で休憩したのち、それぞれの部屋(二人部屋)に入り、ちょっと厳しそうな明日の登りのことを考えながら英気を養うことにしました。

トレッキング全体の写真を「フォトギャラリー」にスライドショー(新版)としてアップしてありますので、ついでにご覧ください。