アンナプルナ内院トレッキング

（2）ポカラ～ダンプス～ランドルン(10月27日）

いよいよ今日からトレッキング開始。昨晩、荷物を4つ（ホテルに残すもの、ポーターに預けるもの、プライベートポーターに預けるもの、自分が運ぶもの）に分けました。エベレスト街道ではポーターはゾッキョでしたが、アンナプルナでは人手で運ばれるのです。

3人のトレッカーに対して、TCのほかにサーダー、コック・キッチンスタッフ、ポーター、プライベートポーターで総勢10数名の現地スタッフがトレッキングをサポートしてくれるのです。まさに「大名行列」と言われるゆえんです。

トレッキング中はTC、サーダー、プライベートポーター(2名)が同行しますので、7名のパーティーとなります。ポーターやコック・キッチンスタッフなどはトレッカーより先に食事場所やロッジへ移動し、一緒に行動はしません。

昨日の夕刻に見えていたマチャプチャレに朝日が当たっていました（写真：左）。ちょっと霞んでいましたが、今日の天気は良さそうな気配です。

6：30に中型のバスに乗り、ダンプスを目指します。当初の予定では別の場所（カーレ）へ行くことになっていましたが、より標高の高い所までバスで行けるとのことでダンプスに変更されました（ただし、一人当たり1000ルピーの料金追加）。

ポカラを出発し、当初は比較的良い道路でしたが、後半のダンプスへの登りはでこぼこの道で大変。ポカラから１時間余りでダンプスの村に到着。

目の前にマチャプチャレやアンナプルナ・サウスの雄大な景色(写真：左)を眺めながら、ホテルで作ってもらった朝食(弁当)を食べました。

ダンプスは標高1800ｍ位で、ロッジのほかに民家や畑などがあるのどかな村でした。

8：10にトレッキング開始。右手にマチャプチャレとアンナプルナ・サウス(写真：左)を見ながら、なだらかな坂道をゆっくりと進みます。

エベレスト街道トレッキングに比べると1000ｍ位低い所から歩き始めていますので、予想通りかなり暑く感じます。

日本の夏山登山と同じレベルの格好をしていますが、結構汗をかきます。

進むにつれて樹林帯に入り、アップ・ダウンの歩行を繰り返します。30分くらい歩くと休憩。また急な登りの際は、その途中で立ち休憩が入り、体力を回復させます。ペンバさんのゆったりとしたリードで、快調に今日の目的地「ランドルン」を目指します。

今日のルートにはあまり大きな高低差はありませんが、途中2100ｍ位の最高地点を越えてアップ・ダウンを繰り返しながら進みます。当初右方向に見えていたアンナプルナ・サウスがだんだん正面の方向に大きく見てくるようになりました(写真：下左)。この－ルートを歩くトレッカーはかなりの数で、途中の集落も賑わっています（写真：下右）。

2100m位の集落を後にして、標高差300～400m位の石段の坂道を下り（写真：左）、そこで昼食。

コック・キッチンスタッフが準備してくれた「日本食」風の食事をいただきます。
ネパール本来の料理は日本人には食べにくく、またお腹を壊す恐れもあり、このようなスタイルでのトレッキングが催行されるのです。

昼食後、石段を下り、その後比較的平たんな道を進むうちにランドルンに到着(15：10)。午後は雲が発生し、ランドルンからは高い山は見ることができませんでした。ロッジの部屋が確保できたとのことで、今晩は二人部屋に一人での宿泊となりました。

トレッキング全体の写真を「フォトギャラリー」の「アンナプルナ内院トレッキングスライドショー」(新版)として紹介していますので、ついでにご覧ください。