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(6)パタゴニアスーパートレッキング
(3)キャンピング・ペオエ〜クエルノ小屋(1月28日）
強風のため宿泊地が変更され、ペオエ湖越しにパイネ山群を眺めることができるキャンプ場に泊まりました。早朝トイレに起きた時、空は晴れ間が広がり「朝焼け」が期待される気配でした。
朝5時前に起床し、他のメンバーを起こさないようにドームテントを出て「ペオエ湖畔」へ向かいます。まだ薄暗いので、足元に注意しながら撮影ポイントを探します。 しばらくすると、東方向の空の雲がピンク色になってきました(写真下左)。 その後東側に位置するトーレス・デル・パイネ セントラル塔やアルミランテ・ニエトの頂上がほのかにピンク色になってきました(写真下右)。いよいよ朝焼けの始まりです。
朝焼けは時々刻々変わります。その様子をご覧ください。 トーレス・デル・パイネ セントラル塔、アルミランテ・ニエトに続いてクエルノ・デル・パイネ(パイネの角) プリンシパル峰の頂も輝き始めました(写真左）。
パイネ山群の白い岩は花崗岩、コーヒー色の部分は頁岩でできています。 朝焼けでは花崗岩は明るい赤色、頁岩は暗い赤色に輝いてきます(写真左)。
朝焼けが始まって6分くらい経つと、山群の中ほどまで陽が当たり朝焼けのピークを迎えます。  少し明るくなったペオエ湖の背後にそびえるパイネ山群・パイネの角の素晴らしい朝焼けをご覧ください(写真左)。
ペオエ湖の背後に広がる、朝焼けとその後のさわやかなパイネ山群をご覧ください(写真左)。
キャンピング・ペオエに泊まることで、大変すばらしい朝焼けのパイネ山群を見ることができました。昨日、船がUターンした時はどうなることかと心配しましたが、結果的には大変幸運に恵まれたことになりました。
朝焼けを見た後、さわやかなパイネ山群を眺めながらレストランで朝食タイム(写真下二枚)。まさに至福の時を過ごします。
朝食を終えて、再びプデト船着場へ向かいます(8時半過ぎ出発)。昨日の欠航で、9時30分の船便は満員状態(写真下左)となり、乗船できないトレッカーがかなりいました。 今朝は湖も穏やかでパイネ・グランデ小屋船着場まで順調に進みましたが、船着場は逆コースのトレッカーで長蛇の列(写真下右：Sさん撮影)。
当初宿泊の予定だったパイネ・グランデ小屋（写真下左）の眼前にはパイネ・グランデ バリローチェ峰、東方向にはパイネの角を見ることができます(写真下右）。
パイネ・グランデ小屋で準備を整え、いよいよパイネ山群トレッキングの開始（写真左）です。 今日は三つの湖の側を通りイタリアーノキャンプの上部にある「フランセス氷河展望地」へ行き、その後宿泊地・クエルノ小屋まで歩きます。
しばらく歩いて少し小高い丘の上に達すると、後方にパイネ・グランデ小屋と鮮やかな青色をしたペオエ湖の湖面が見えてきました（写真下左）。 アップダウンの少ない丘陵地を歩くうちにバリローチェ峰が形良く見えてきました（写真下右）。しばらくこの峰を周回するようにして進んで行きます。
更に進むと今日二つ目の湖・スコッツバーグ湖の側に到達。 登山道脇の小岩の上で、仲よく休憩しているトレッカー（写真下左）を眺めながら先へ進み、眼前にパイネの角が見える小高い所で昼食タイム（12時半)（写真下右）。 今回最初のランチは、硬いサンドイッチを難儀しながら食べることになりました。
周辺は山火事のため殺風景な雰囲気となっていますが、すぐそばに色鮮やかな花が咲いていました（写真下左）。昼食を終えて再び殺風景な登山道を進んで行きます（写真下左）。
ようやく周辺が緑豊かな登山道となり、どんどん大きくなるパイネの角を見ながら快適なトレッキングを続けます（写真下二枚）。
フランセス谷を流れるフランセス川を越えて、イタリアーノキャンプに到達。 更に川沿いの道を登って「フランセス氷河展望地」へ（写真左）。
氷河展望地より望む「フランセス氷河」と頂上が雲に隠れた「パイネ・グランデ」をご覧ください（写真下二枚）。
巨大な氷河先端部をアップでパチリ（写真下左）。氷河が解けた水はフランセス川を通ってノルデンスキョルト湖へ流れ込みます。 展望地からクエルノ小屋に行く途中、パイネ・グランデの主峰・クンブレ・プリンシパル（3050m：パイネ山群最高峰）の頂上の一部が見えてきました（Sさんが振り返り見つけてくれましたのでパチリ：下右）。
パイネの角を回り込むように進むうちに、プリンシパル峰と東峰の間を流れ落ちる滝が見えてきました（写真下左）。 16時40分くらいに、大勢のトレッカーで賑やかなクエルノ小屋に到着（写真下右）。 大変陽射しが強く午後の初めのような感じで、南緯50度付近にいることを実感します。
今夜はこじんまりとした、清潔感のあるコテージに I K さんと二人で泊ります。日本ではとても考えられないような快適なコテージです。 別棟にある暖かいシャワーで汗を流し、のんびり休憩した後夕食を食べ就眠。 明日はどのような景色が待っているのでしょうか。
スライドショー「パタゴニアを歩く-1」と「パタゴニアを歩く-2」も一緒にご覧ください。