エベレスト街道・カラパタール登頂トレッキング

（4）ナムチェバザール(高度順応日)(10月18日）

トレッキング3日目。今日は高度順応日で、ナムチェバザール(3440m)からエベレストなどの高峰を眺めることができるホテル・エベレストビュー(3880m)まで歩くミニトレッキングです。

朝起きてロッジの窓から、朝日に輝くコンデリ(6011m)が見えました(写真：左)。絶好のトレッキング日和です。

ロッジを7:50に出発。村の背後にあるシャンボチェの丘を目指してジグザグ道をゆっくりと歩く。村はずれにある寺院のマニ車(写真：下左)を回しながら進み、徐々に高度を上げる。街道ではゾッキョやヤクが最優先で、トレッカーは山側に避けて見送るのが鉄則(写真：下右)。

さらに進むとトレッカーを歓迎するかのようにチョルテン(仏塔)が現れ、その背後にコンデリ(6011m)が大きくそびえている(写真：左)。

街道脇の斜面にはリンドウ(写真：下)が咲いていました。

コンデリを左に見ながら登り(写真：下左)、眼前に「聖なる山・クンビラ(5751m)」を望むシャンボチェ(3720m)に到着(写真：下右)。ここにはチャーター便用の飛行場があります。

その脇のヤクやゾッキョの放牧地を横切って登ってゆくとなだらかな道となり、優雅なアマダブラム(6856m)が姿を現して来ました(写真：左)。

そのまま進むと日本人が経営しているホテル・エベレストビュー(3880m)に到着(10時ごろ)。

富士山より100mほど高いところに来ているという実感は全くありません。

ホテルのテラスでコーヒーを飲みながら、エベレスト、ローツェや6000m級の山々を眺める至福の時間を過ごしました(写真：下左)。エベレスト周辺の山々がホテルのガラスに映る様も素晴らしいものでした(写真：下右）。

テラスより望むエベレスト(8848m：左後方)とローツェ(8516m：右)の姿をお見せします(写真：左)。

アマダブラム(6856m：左)、タムセルク(6608m：右) の写真(下2枚)もご覧ください。

1時間余りホテルで過ごしたのち、ナムチェバザールへ戻ることになりました。その途中にある別のホテルの庭には日本語による山の案内図(写真：左)がありました。

やはり日本語で書いてあると、山の位置関係がよくわかります。

少し近くの山に雲がかかってきたとき、TCのTKさんにモデルになってもらい、このトレッキングを象徴するような写真(？)を撮ることができました。

タイトルは「天空のトレッキング」とつけてみましたが、いかがでしょうか？

ナムチェバザールへの下り道より村が見えましたが、家並みがすり鉢状になっていることが良くわかりました(写真：下）。

ロッジに12:35に帰着。昼食後はフリータイムとなり、三々五々、ショッピングや村の散策に出かけたりして過ごしました。

今回のトレッキングで初めて洗濯をしました：日差しは強いのですが、気温が低いのでなかなか乾きませんでした。

夜になって、初日に行方不明になっていたKさんのスーツケースが届いたのです。本日の昼にルクラに空輸された荷物を、ポーターが必死に走って運んでくれたとのこと。本当に良かったです。
Kさんは万が一のことを考え、トレッキングに最小限必要なものを村の店で買っておられたようです。

タグの付いたスーツケースの取手が取れたため、行き先不明の荷物になったようです。
カトマンズ空港のターンテーブル上にその取手だけがぐるぐる回っていたのを何人かのメンバーは見ていたのですが、まさかそれがKさんのスーツケースの取手とは誰も気付かなかったのです。

トレッキング全体の写真を「フォトギャラリー」にスライドショー(新版）としてアップしてありますので、ついでにご覧ください。